フロ君とキリちゃん 
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(※クリックで原寸大)

貴重な純血のキリス種族なので、ERASEに来た頃にはアレコレ検査されていたフロ君。

来たばかりの頃は人見知りと言うか人間不信のようになっていたフロ君ですが、
唯一懐いていたのは自分を拾ってくれた朱羅さんと、朱羅さんの友人のいっき、そして後輩の鈴香さん。
朱羅さんの助けもあって、フロ君は人体実験や尊厳を奪うような酷い実験は免れていました。
その代わり、朱羅さんがそういった検査(朱羅さんも重要人物なので酷いものはなかったけれど…)
を引き受けていました。
ERASE側ももうクローンは作れても生来の純血種は造れないので、そういう意味では混血種の
朱羅さんの方が現実的に見て有用なモルモットだった訳で。

育ての母親と一緒にいた頃のフロ君は人懐こく、でも頑固なところもあって、野山を駆け回ったり
喧嘩をしたりもしていたけれど、『純血のキリス』を得ようとする組織に母親や友人達を殺され、
ERASEに来てからは性格も変わってしまい、自分の殻に閉じこもることが多くなってしまって。
その時に自己防衛として生み出されたのがキリちゃん。
自分1人では抱えきれない闇を全て引き受けさせる為に生み出されたキリちゃんだけれど、
フロ君自身も無意識にキリちゃんを生み出してしまったことや好戦的で血に飢えているもう1人の自分
であるキリちゃんを受け止められる程、当時のフロ君の精神は強くはなく、最初の頃のキリちゃんは
護るべき存在であるフロ君に拒絶されまくり…。
それでもそんなキリちゃんをきちんと受け止めてくれる朱羅さん(といっきと鈴香さん)の存在が
あったからこそがさつで不器用だけれど根が優しいいい子のキリちゃんになれたという訳です。
きっと朱羅さん達がいなければ、キリちゃんも朱鷺兄のような性格になっていたかと…… _:( _ ́ω`):_

それからあれこれあって、フロ君もキリちゃんを受け入れることが出来、兄弟のような関係を築けるように。
キリちゃんは変わらずフロ君のことが大切で、そしてフロ君もキリちゃんのことが大切で。
身体はひとつなので元の人格であるフロ君が主に使ってはいるものの、
キリちゃんも表に出てくることも出来、周囲の人達もそんな2人の存在を受け入れられるようになります。
周囲の人達の認識として、最初の頃は二重人格という認識が強かったけれど、
最終的にはフロ君とキリちゃんという別々の人間がいるんだ。という認識が強くなっていきます。
勿論全員ではありませんが。
家族であり兄弟であり仕事仲間であり。そんなフロ君とキリちゃんなのでした。