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横須賀旅行記 ~「YOKOSUKA軍港クルーズ」編 ~ 
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先日の1月17日、横須賀旅行に行ってきました。目的は勿論、軍艦・護衛艦!
今回は横須賀旅行「YOKOSUKA軍港めぐり」編 です。
追記にてどうぞ。



汐入駅到着後、てくてく脚を進めて行くとすぐに軍港が見え、様々な艦艇達がお出迎え。
ほんと…たまらないですね…。無意識に進む脚が早まっていました。

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▲ アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦  DDG-82「ラッセン」
イージス艦は呉には配備されていないので、初めて見たイージス艦。
アーレイ・バーク級は米軍の主力艦で、海自のこんごう型・あたご型護衛艦のベースとなった艦。

イージス艦は、450km先もの標的を正確に捉える探知能力を持ち、同時補足能力200機以上の軍艦。
探知するのに1秒もかからないのだとか。
理論上、イージス艦がミサイル誘導を行うことで123機の航空機を同時にミサイル攻撃出来るとも
言われています。
チート艦と呼ばれる理由がよく分かりますね。

日本には現在、6隻のイージス艦を保有しており、8隻を目標に増強を進めています。
そうなると、日本はアメリカに継いで世界第2位のイージス艦保有国になります。
…まぁ、アメリカのイージス艦保有数は90隻を超えているそうなのですがね……恐ろしい…。

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▲ ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-181「ひゅうが」
今回の横須賀旅行の目的のひとつであるひゅうが…!ひゅうが…!!(歓喜)
国内外から空母空母と言われていることで有名なひゅうが。
ヘリ空母にすれば?という話はあるそうなのですが、大人の事情で日本は空母は保有しない
というのがあり、艦種は「ヘリコプター搭載護衛艦」となっています。
ひゅうが型よりもいずも型はこれよりも大きいので、益々外見が空母に見えるのですけれどね…。

ヴェルニー公園で軍艦・自衛艦を堪能した後は…
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事前予約をしていたYOKOSUKA軍港めぐりへ。

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出航すると右手に見えてきた潜水艦と、先程のラッセンが。
潜水艦を国内で見られる場所は呉基地と横須賀基地のみなので、これで制覇です。

海自は、16隻の潜水艦、2隻の潜水艦救難艦(母艦)を 保有しており、
それらで編隊された潜水艦隊は司令部を横須賀に置いているそうです。
日本の潜水艦の主力は「おやしお」型潜水艦ですが、
平成21年3月には最新鋭の「そうりゅう」型潜水艦が就役しています。

潜水艦は海の忍者とも呼ばれ、進水式と自衛隊旗授与式を終えると、
それまで艦橋に明記されている艦番号は消されてしまいます。
なので、潜水艦の識別はクルーズ船のスタッフさんにも分からないそうです。

見分け方としては2通りあり、ひとつは司令塔前方の形状。
船体との交差部が直角なのが「おやしお型」、
船体との交差部がカーブしているのが「そうりゅう型」。

もうひとつが停泊中に見られる潜舵。
水上に縦に一本見えているのが「おやしお型」(+型)、
水上に斜角に二本見えているのが「そうりゅう型」(X型)。

…なので、↑の写真の潜水艦は「おやしお型」ということになりますね。

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▲ ラッセン正面図
ちょうど人間のほっぺたにあたる部分にある六角形の部分が
イージスの中核を成す対空レーダー「SPY-1D」。
艦橋の斜面の前後に2枚ずつ、計4枚張られています。

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▲ ひゅうが 左舷側より
公園から右舷側を見ることは出来ますが、左舷側を見られるのはこのクルーズに乗ってこそ、ですね。

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そして見えて来ました…

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▲ ニミッツ級航空母艦(原子力空母) CVN-73「ジョージ・ワシントン」
横須賀旅行の第2の目的だったGW。
アメリカ国外の基地を事実上の母港として横須賀基地に配備される唯一の空母であり、
日本に配備された初の原子力推進空母。

対岸からは全貌が見えない場所に停泊されているので、
GWの全体写真を撮るにはクルーズ船に乗るくらいしかないそうです。
貴重な1枚頂きました…。
GWの艦載機数は約75機程ということで、とにかく大きいです…。
実際に見るとその大きさに吃驚でした。

GWは今年の秋頃に約25年ごとに必要とされる燃料交換、大規模修繕などの為
米国本土に帰ってしまうので拝むなら今のうち…!と思って横須賀旅行を決めました。
GWの後には同型艦の「ロナルド・レーガン」が新たに配備されるので、
配備された後、彼(彼女?)がを見にまた横須賀を訪れたいと思います。

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▲ 海洋観測艦 AGS5104 「わかさ」・AGS5105「にちなん」
海洋観測艦は、調査船の一種で、海洋観測を目的とする艦のことです。
主な任務は、海底地形や底質、磁気雑音などの対潜戦に影響を及ぼす自然環境のデータ化だそうです。

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▲ 退役した はるしお型潜水艦「わかしお」
退役した後なので、勿論何の手入れもされず、スクラップにされるのを待っている状態のわかしお。
退役後の潜水艦を見られるのも珍しいことなのだそうです。
今まで国の為に頑張ってきた艦のこんな姿を見るのは、少々辛かったのですが、
今までありがとうございます、お疲れ様ですと心の中で思いながら写真を撮っていました。

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▲ 掃海艇 MSO-302「つしま」・MSO-303「はちじょう」

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▲ 巡視船 PM-89 「たかとり」
巡視船は、海難救助や海洋汚染及び海上災害の防止、
海上における犯罪の予防及び鎮圧、海上における犯人の捜査及び逮捕を目的とした船舶。

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▲ 油船「YO-40号」・水船「YW-21号」
油船も水船も所謂補給船の一種で、油船はその名の通り石油製品の輸送・補給をし、
水船は真水の輸送・補給を行う船です。

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▲ 護衛艦 DD-153「ゆうぎり」

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▲ 護衛艦 DD-107「いかづち」・DD-152「やまぎり」
  試験艦 ASE-6102「あすか」
  補給艦 AOE-423「ときわ」
やまぎりの隣にいる艦艇は…忘れてしまいました…;

因みに艦番号の桁数には意味があって…
・2桁 : 特殊な役割を担う船
・3桁 : 主力の護衛艦
・4桁 : 調査・研究など後方の任務に就く船
…となっています。
頭の桁の数にもそれぞれ意味があるのですが…興味のある方は調べてみては如何でしょうか。

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「YOKOSUKA軍港めぐり」編はこの辺にて。
覚悟はしていましたが、冬のこの時期のデッキに乗ってのクルーズはものっそ寒かったです…。
1階は暖かな環境でクルーズを楽しめるのですが、デッキに乗ると決めていたのでデッキに移動。
…結果、予想以上に寒かったです。呼吸が苦しいくらい寒かったですし、寒いを通り越して痛かったです。
でも念願の艦艇にも会え、感無量でした…!

次回は 【 横須賀旅行記 ~「記念艦「三笠」」編 ~ 】 です。